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アベノミクスの利益は結局「大手」が独り占め

給与を徹底検証 アベノミクスでどう変わったか?

アベノミクスの利益は結局「大手」が独り占め

Q アベノミクスが始まって以降、大手と中小企業の格差はどうなったのか?
A 格差はますます拡大している。別表4。この年収は、正規従業員の給与である。

中小と大手の年収の伸び格差

男性の年収をみてみる。大手の年収は7559千円になったが、中小は4322千円だ。増加額は、大手が548千円だった。それに対して中小は379千円しかなかった。

女性の年収をみてみる。大手は5035千円と500万円の大台に乗った。一方中小は300万円そこそこ。増加額は、大手が488千円だったが、中小は349千円しかなかった。

男女合計の年収をみてみる。大手は484千増加して7016千円という大台に乗った。一方中小では、3976千円という年収で、大手の0.56だ。増加額は、大手が484千円だったが、中小は389千円しかなかった。

「国税庁の民間給与実態統計調査結果 平成30年 第6表 企業規模別及び給与階級別の総括表 正規 その3平均給与」を元に作成した。