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皆勤手当は、同一労働同一賃金の問題で真っ先にやり玉に挙げられる

「同一労働同一賃金」これから起こりうる問題点

精勤・皆勤手当は、中小企業での採用率が高い。正社員に対して払っている場合は、非正社員に対しても支払い義務が生じやすいだろう。

精勤・皆勤手当

北見昌朗のコメント
「同一労働同一賃金の問題で真っ先にやり玉に挙げられそうなのは、諸手当の問題だ。最高裁は『賃金の不合理性は総額比較のみではなく、賃金項目の趣旨を個別に判断すべき』としている。
「精勤・皆勤手当は、中小企業での採用率が高い。正社員に対して払っている場合は、非正社員に対しても支払い義務が生じやすいだろう」

「厚生労働省の就労条件総合調査」(平成27年版)より

平成26年11月分の諸手当を支給した企業割合を諸手当の種類別(複数回答)にみると、「通勤手当など」が91.7%で最も高く、次いで「役付手当など」87.7%、「家族手当、扶養手当、育児支援手当など」66.9%などとなっている。

「精皆勤手当、出勤手当など」は規模が小さいほど支給企業割合が高い。(第18 表)

諸手当の種類別支給企業割合