ズバリ!実在賃金統計ドットコム > 消えた年収>金属機械工業が半減し、中小企業が総崩れになった中国地方

消えた年収>金属機械工業が半減し、中小企業が総崩れになった中国地方

広島

<広島国税局管内の指数>
 給与総額(0.87)=勤労者数(0.96)×平均年収(0.91)

<うち中小企業の指数>
 給与総額(0.86)=勤労者数(0.92)×平均年収(0.93)


◆1割以上失われた給与総額
 広島国税庁の管内は、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県である。その給与総額は、11兆239億円から9兆5775億円になり、1兆4463億円減で0.87。実に1割強の給与総額が失われたことになる。このようなことになった要因は、勤労者数、平均年収ともに減少したことだ。勤労者数は、259万人から248万人になり、11万人減で0.96。平均年収は、425万円から386万円になり、39万円減で0.91。

◆全体的に低所得化が進行
 平均年収を「300万円以下」「300万円超700万円以下」「700万円超」に区分したのが表Gである。これをみると、「300万円超700万円以下」「700万円超」ともに割合が下がってきている。そして、「300万円以下」の人たちが増え、その比率は35%から42%へと高まっている。

◆表G 広島国税局年収分布推移

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