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エリートと非エリートとの間で給与格差ってどのくらいありますか?

Q 今の日本では、民間企業に勤めるサラリーマンの世界で、エリートと呼べるのは、どんな人ですか? また、いわゆるエリートと非エリートというのは、どのくらいの給与格差があるものですか? (就職活動中の大学生)


◆エリートの代表は「大卒で電気・ガス会社に就職した人」

 A 前述の厚生労働省調査による賃金構造基本統計調査のデータは、業種別・規模別・年齢別・男女別に区分されています。そこで最も格差が拡大する年代である「50-54歳 男性」に絞って、データを加工してみました。まず大卒者のデータを業種別にまとめてランキング表にしてみたところ、1位は電気・ガス供給業で、なんと1397万円もありました。逆に聞きますが、このデータを見てどう思われますか?

 Q へえ、電力会社って、そんなに良い給与なのですか? それなら「目指せ 電力会社」ですね。

 A えっ、そういう反応ですか? あなたは就職活動中だからそんな反応になるのです。私のようなおじさんは、このデータをみてただ腹が立つだけです。要するに電力会社やガス会社の人間がうまい汁を吸っているのですよ。それにしても高過ぎます。それが平均ということは、年収2000万円近い人もウヨウヨいるということです。そんなバカ高い給与を払えるくらいなら電気代やガス代を下げろ!といいたくもなるでしょう。

 Q 別にぼくは何とも思いません。ただ入りたいだけです。それから次に聞きますが、逆に非エリートというのはどんな人ですか?

◆非エリートの代表は「高卒で運輸会社に就職した人」

 A 次に高卒者の給与を加工してランキング表にしてみました。1位は金融・保険会社でした。2位は電気・ガス供給業、3位は情報通信業です。

 Q うーん、いずれにしても政府の保護下にあるような業種ですね。規制に守られて高収益を上げているわけだからズルイな。それからドンジリになっているのは運輸業だけど、過当競争なのでしょうね。運転手さんが可哀想です。

◆エリートと非エリートには3倍以上の年収格差が!

 Q ということは、エリートと非エリートとの間には、やはり極端な格差があるということですね。

 A エリートの代表である「大卒で電気・ガス会社に就職した人」と非エリートの代表である「高卒で運輸会社に就職した人」との間には、3倍以上の年収格差があります。

(注釈)
きまって支給する現金給与額=通勤手当、時間外手当も含む賃金総額
年間賞与その他特別給与額=年間賞与額
年収=(きまって支給する現金給与額×12)+年間賞与その他特別給与額
注:この金額は通勤手当も含まれている