自分の年収が高いのか低いのかを確認する方法がないですか?
◆厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を使えば調べることができる
Q 私は自分の年収が高いのか低いのかを知りたいです。調べる方法がありますか?
A 給与の相場というのは、案外よくわからないものですが、公的統計の中で1つを強いてあげれば厚生労働省が行っている「賃金構造基本統計調査」をお勧めします。この統計は全国規模で行われており、これを上回る調査はあまりありません。
Q どうやって見るのですか?
A インターネットで「賃金構造基本統計調査」と入れて検索してください。すぐ上位に厚生労働省のホームページである「統計調査別公表データ」が出てきます。そこをみますと「賃金構造基本統計調査」が出てきます。
ちなみに「18年度版」の中身を見てみましょう。全国の地域別にデータが載っています。
◆「賃金構造基本統計調査」のデータは地域別・規模別・業種別になっている
Q 私は大阪府内で勤めています。男性で、30歳です。製造業の工場で働いています。会社は社員50人の規模です。
A その場合は「大阪」のページを開いてみましょう。すると「業種別・男女別」に並んでいますので、「製造業・男性」の部分を見ます。すると以下のように載っています。これは「社員10人?99人」の規模の製造業の男性を調べたデータです。

◆計算すれば年収も把握できる
Q 私の場合は、30歳―34歳の部分を見るのですね? この「決まって支給する現金給与額」とか「所定内給与額」とか「年間賞与その他特別給与額」というのは何ですか?
A 次のように説明書きがあります。
- 「決まって支給する現金給与額」=手取りではなく給与総額のこと。基本給のほか、時間外手当、通勤手当、家族手当などすべての手当が含まれる。
- 「所定内給与額」=「決まって支給する現金給与額」の額から時間外手当を差し引いたもので、所定の時間勤務すれば支給される額。
- 「年間賞与その他特別給与額」=夏冬の賞与など
Q 「決まって支給する現金給与額」の中には、時間外手当も含まれているのですか?
A この例では月間24時間分の時間外手当が入っています。
Q それから通勤手当までも入っているのですね?
A その通りです。その中で通勤手当分がどれだけかは公表されていません。ただし月額1万円相当だとみられています。
Q 年収はどうすれば出てきますか?
A 以下のようにすれば出てきます。
月額給与{決まって支給する現金給与額(299.3千円)?通勤手当相当額(10千円)}×12倍+年間賞与その他特別給与額(564.4千円)=年収4036千円
Q へえ、良かった。私の方が上です。





